会計事務所のためのクラウドセキュリティ
2022年6月7日、Tony Burgess
安全なデジタルファイルの共有は、会計事務所に恩恵をもたらしています。このおかげでクライアントやコラボレーターとのコミュニケーションがより効率的になったからです。リモートワークが定着し、顧客もテクノロジーを介した簡単で優れたエクスペリエンスを期待し要求するようになっている今は、なおさらメリットがあります。
しかし、安全なデータ共有だけではもう不十分です。そこで、コラボレーションを合理化し、エラーを減らすためにクラウドコンピューティングを利用する企業が増えています。クラウドベースのプラットフォームとアプリケーションを活用することで、顧客体験の向上やコスト管理、リモートアクセスの簡略化、セキュリティの向上、柔軟性と拡張性の向上などを実現しているのです。
効率性とセキュリティへの配慮
CaseWare Internationalが3000人以上の会計プロフェッショナルを対象に行った調査に基づく「2022 State of Accounting Firms Trends Report」で明らかになったように、77%の回答者がすでに安全なコラボレーションソフトウェアを使用して、オンラインでの顧客コミュニケーションやファイル共有を実現しています。にもかかわらず、57%が顧客とのエンゲージメントプロセスをより効率化する必要があると回答しています。会計業界全体で、新しいテクノロジーの導入は実務管理の大きな課題となっているのです。
本格的なクラウド導入に関して、会計業界が他業界より遅れているとすれば、それはセキュリティや法規制の遵守に対する懸念が大きいからです。しかし積極的な企業は、クラウドに展開されたアプリケーションやその他のワークロードの包括的なセキュリティとデータ保護を保証する、新世代のクラウドファーストソリューションと機能を採用しています。
クラウドファーストのセキュリティとコンプライアンスサポート
クラウドのメリットを最大限に活用し、可能な限り迅速かつ安全、そして簡単に移行するために、会計事務所は以下のようなソリューションを求めるとよいでしょう。
- アプリケーションとAPIの完全なセキュリティ DDoS攻撃に対する防御、ボット攻撃に対する防御、サプライチェーン攻撃に対する防御などを含む。たとえば、Barracuda Cloud Application Protection。
- メールを介した攻撃に対する高度なマルチベクターセキュリティ フィッシング、ランサムウェア、およびその他の高度なメール脅威のリスクを最小化する。たとえば、Barracuda Email Protection。
- ネットワーク全体の高度なセキュリティとパフォーマンスの最適化 ゼロトラストアクセスコントロール、高度なSASEおよびSD-WAN機能、Webセキュリティなど。たとえば、Barracuda Network Protection。
- 最新のクラウドベースのデータ保護 エンドツーエンドの暗号化、イミュータブルバックアップ、GRT (Granular Recovery Technology)などを用いて、データの保存場所を問わず、偶発的または故意のデータ損失を防止する。たとえば、Barracuda Backup や Cloud-to-Cloud Backup。
クラウドへの流れは止まらない
クラウドを全面的に採用しているにせよ、クラウドのメリットを活用するために段階的に採用を進めているにせよ、企業のクラウドへの移行はますます加速するでしょう。顧客満足度、従業員の生産性向上、コストの効率化など、競争上重要なメリットが得られると認識する企業が増えているからです。クラウドのセキュリティに最新の包括的なアプローチを導入することで、移行に伴うリスクが増えるどころか、むしろ多くの場合、実質的なリスクの削減につながっています。
原文はこちら
Cloud security for accounting firms
June 7, 2022
https://blog.barracuda.com/2022/06/07/cloud-security-for-accounting-firms/
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