学校に対するランサムウェア攻撃は引き続き増加している
2020年10月8日、Christine Barry
今年、学校は、コロナウィルス(COVID-19)パンデミックによって、非常にプレッシャーを受けています。学生には新しい安全対策またはリモート学習による追加の支援が必要であり、学校には親からの質問、提案、または苦情が殺到しています。昨年に超過勤務した教職員は、現在、教室、ロッカー、およびバスを入念に消毒するという追加の責任を負っています。現在のパンデミックが教育とキャリアに生涯にわたって及ぼす可能性がある悪影響を学生が克服するために、多くの教師は、さらに多くの時間を費やしています。一部の教師は職場に復帰する意志と能力がまったくありません。
残念ながら、サイバー犯罪はリスクとストレスが増加しているもう一つの分野であると思われます。2019年、米国の学校はランサムウェア攻撃をよく受けていました。今年、現在のパンデミックによって、さらに攻撃を受けており、学生に教育を提供する方法が大規模に中断しています。バラクーダの調査によると、学校と大学に対する攻撃は、2019年の6%と比較して、2020年は攻撃の15%を占めています。
出典: Barracuda Threat Spotlight(バラクーダが注目する脅威): ランサムウェア
米国コネチカット州のHPS(Hartford Public Schools)学区は、学生の機密情報システムをホスティングするものなど、200台以上のクリティカルサーバに障害が発生したランサムウェア攻撃を軽減するために、学校の始業を遅らせる必要がありました。米国ペンシルベニア州のAthens Area School District学区は、50,000ドルのランサム(身代金)(保険)を支払い、学校の始業を1週間、遅らせました。米国ネバダ州ラスベガスのCCSD(Clark County School District)学区は、8月27日に攻撃を受け、ランサムの支払いを拒否した結果、データ侵害を受けました。
CCSDのインシデントからは、ランサムウェア攻撃を適切なデータバックアップで解決できるとはかぎらないことがわかるでしょう。現在、多くの攻撃者は、攻撃中に機密データを盗み出し、ランサムが支払われない場合にデータを公開または売却すると脅迫するダブルエクストーションという方法を悪用しています。脅威アナリストのBrett Callowによると、9月は、12以上の学区が攻撃を受けており、約600の学校が影響を受けています。このような学区の約半数が、データを盗み出され、オンラインに公開されています。
バラクーダが学校を保護する方法
バラクーダは、すべての規模の学校と学区にランサムウェア対策を提供しています。バラクーダの多層的なセキュリティは下記の3つの方法で企業のデータを保護します。
検出: 無料のオンラインスキャナは、サンドボックス分析など、多層的なスキャンテクノロジによって、システム内の既存の非アクティブなメール攻撃を検出できます。コンピュータベースのセキュリティ意識トレーニングは最新の攻撃とその検出方法に関する最新情報を従業員に常に提供します。Barracuda Advanced Threat Protectionは、すべてのベクタに対するゼロデイ攻撃を検出し、バラクーダのすべてのセキュリティソリューションの間でデータを共有します。
防止: Barracuda CloudGen Firewallは、ランサムウェアなどのマルウェア攻撃を防止するために、インバウンドおよびアウトバウンドトラフィックを監視および保護します。メールセキュリティソリューションは多層的なフィルタリング技術をOffice 365のバックアップおよびアーカイブと組み合わせています。
復旧: バラクーダは、オンプレミスとクラウドのいずれに存在するかに関係なく、データを復旧します。Barracuda BackupとBarracuda Cloud-to-Cloud Backupは、サーバ全体をリストアするか、リストアするファイルを選択するかに関係なく、すべてのファイルの最新のコピーをわかりやすく迅速にリストアできます。
バラクーダのランサムウェアソリューションの詳細については、このページをご参照ください。
原文はこちら:
Ransomware attacks on schools continue to increase
October 8, 2020 Christine Barry
https://blog.barracuda.com/2020/10/08/ransomware-attacks-on-schools-continue-to-increase/
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