バラクーダのお客様がランサムウェアに関する重要な洞察を共有
2021年11月22日、Tony Burgess
9月21日、弊社CTOでFleming Shiは、2人の大切なお客様とともに、パネルディスカッション形式のウェビナーを開催しました。ベルギーの教育企業SyntraのITマネージャであるNiels Smets氏と、イギリスの慈善団体L&Qのクラウドおよびインフラストラクチャ グループリーダーであるKeiron Prince氏です。
その目的は、急増するランサムウェアの脅威に対して、セキュリティ意識の高い2人のITリーダーが何を考え、何をしているのかを知ることでした。
Smets氏とPrince氏は、重点的に取り組んでいる分野は異なりますが、ランサムウェアが依然として大きな脅威であり、拡大し続けているという点では共通しています。そして、統合された技術的ソリューションと、組織内にセキュリティ意識の高い文化を築くための継続的な努力を組み合わせた、包括的なセキュリティへのアプローチの重要性を強調しています。
ランサムウェアが急増している理由は何でしょうか?
なぜランサムウェアがこれほどまでに蔓延しているのかという問いに対して、Prince氏は「単純に、非常に収益性が高いからだ」と指摘しています。そして、ランサムウェアが収益を上げ続けている理由として、2つのことを挙げています。
- 今日の経済においてデータの価値が計り知れないほど高まっている
- 仮想通貨による匿名でのグローバルな取引が可能になった
質問に対するPrince氏の回答をご覧ください。
(ビデオは本社サイトの原文よりご視聴ください。)
脅威への対処方法
ランサムウェア対策としてどのような取り組みを行っているか、またその課題は何か、という質問に対して、パネリストはそれぞれ少し異なる見解を示しました。
Smets氏はまず、IT部門のセキュリティに対する関心と、組織全体の使いやすさや生産性を向上させるユーザエクスペリエンスに対する関心との間で、適切なバランスを取ることの重要性を強調します。そして、そのバランスを積極的に追求した結果として、多要素認証(MFA)と強力なパスワードポリシーを採用していることを紹介しています。
Smets氏はさらに、強力なバックアップソリューション、特にOffice 365のデータを保護するソリューションの重要性を強調しています。なぜなら、Microsoftのデータ保持機能は、ランサムウェアの攻撃から回復するために必要なバックアップ機能を提供するものではないからです。彼の回答をご覧ください。(ビデオは本社サイトの原文よりご視聴ください。)
Prince氏は同じ質問に対し、セキュリティと使いやすさのバランスについて、別の考え方を示しています。Prince氏は、セキュリティの重要性を認識する企業文化を構築することが重要だと言います。全員がそのことを理解していれば、必要な対策は、ATMカードや暗証番号と同じように、面倒や障害となるものでもありません。最終的には、バランスを取るのではなく、解決すべき問題があり、それを組織全体に効果的に伝えることが重要であると彼は言います。Prince氏の回答をご覧ください。(ビデオは本社サイトの原文よりご視聴ください。)
パネルディスカッションの全体像
上記でご紹介した内容は、パネリストたちの1時間に及ぶ有益な会話のほんの一部に過ぎません。Smets氏とPrince氏が語ったランサムウェア対策に関するすべては、こちらからご覧いただけます。
- インフラを完全に可視化し、潜在的な脅威のベクトルを特定することの重要性
- インシデント復旧計画を訓練、テストすることが重要な理由
- Eメールが最も一般的なランサムウェアの攻撃経路である理由
- Smets氏とPrince氏がバラクーダを重要なセキュリティパートナーと考えている理由
ランサムウェアとの戦いは、短距離走ではなく、マラソンのようなものです。このパネルディスカッションでは、ランサムウェアに対して長期的かつ適応可能なセキュリティを提供するための戦略を実行する方法について、他の企業から重要な洞察を得ることができます。
パネルディスカッションをご覧ください
原文はこちら:
Barracuda customers share their top ransomware insights
November 22, 2021 Tony Burgess
https://blog.barracuda.com/2021/11/22/barracuda-customers-share-their-top-ransomware-insights/
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