今後セキュリティプロフェッショナルは増加するはずである
トピック: データ保護、メール保護、ネットワークおよびアプリケーションセキュリティ
2020年5月26日、Mike Vizard
失業者数が世界中で引き続き増加しているため、今後セキュリティ業界に入ろうとする人は大幅に増加する可能性が高いです。非常に不安定な時代には、常に、人は不況に強いと考える職業に転職することが明らかです。大学生だけでなく、既存のITプロフェッショナルも、セキュリティを学習します。
過去30日間にLinkedInだけで261,545件のセキュリティ求人が掲載されていることを考慮すると、上記の可能性は意外ではありません。オンラインセキュリティトレーニングのプロバイダであるCyberVistaは、このような求人を分析し、下記のとおり分類しています。
- IT/サービス: 103,001
- 金融: 67,473
- コンピュータソフトウェア: 66,341
- 防衛/宇宙: 49,708
- 病院/医療: 49,483
CyberVistaの分析によると、米国カリフォルニア州などの地域では、セキュリティ求人の件数は、比較的、影響を受けていません(0.6%増加)。サンフランシスコでは0.7%増加しており、サンホセでは0.1%しか減少していません。一方、ワシントン州では3.7%減少しており、ニューヨーク州では2.5%減少しています。
コロナウィルス(COVID-19)パンデミックによる現在の経済の悪化の前から、セキュリティプロフェッショナルは不足していました。米国の民間企業では、現在のパンデミックの前は、合計471,028件のセキュリティ求人が掲載されていました。2020年4月8日時点では、CyberVistaはSOC(セキュリティオペレーションセンター)アナリスト向けの10,000件以上の求人、およびサイバー対応のネットワーク管理者向けの17,000件以上の求人がLinkedInとIndeedに掲載されていると推計していました。
明らかに、セキュリティプロフェッショナルの需要は驚くほど不況に強いです。バラクーダが英国、米国、フランス、およびドイツの1,000人以上のビジネス意思決定者を対象に実施した調査によると、回答者の半数(50%)は、データ保護とセキュリティに適切な資金を供給できる場合、従業員の削減を検討しています。
セキュリティ求人の候補者の増加
もちろん、セキュリティ求人が存在する物理的な場所は変化する可能性が高いです。現在のパンデミックを受けて、リモートワークを行う従業員の増加を計画している企業は増加しています。セキュリティはリモートワークに非常に適した職種です。セキュリティ管理プラットフォームがますますクラウドに移行するにつれて、この性質は特に当てはまります。セキュリティアナリストが自分を雇用する企業と同じ地域に住む理由は、あまりありません。実際、リモートワーカーへの依存は、セキュリティ求人の候補者の増加につながるため、すべての関係者にとって利益になる可能性があります。たとえば、多くの人にとっては、中西部の方がニューヨークまたはサンフランシスコより生活費が安いです。かなり前から、一部の企業は、この事実を理解しています。現在、企業のほとんどが同様の対策を取る準備をしています。
もちろん、すべてのセキュリティプロフェッショナルに同じスキルがあるわけではありません。オンラインコースを最近修了したセキュリティプロフェッショナルは、経験の深い同僚の一部ほど、セキュリティのニュアンスを深く理解していない可能性があります。実際、経験の深いセキュリティプロフェッショナルを獲得する競争は、さらに激化する可能性が高いです。旅行業界などの企業には、他の業界の企業がセキュリティプロフェッショナルを獲得しようとした場合、雇用を維持する財源がない可能性があります。
経済全体にどのような未来が待ち受けているかに関係なく、セキュリティプロフェッショナルの雇用が引き続き有利であることは明らかです。
原文はこちら:
Number of cybersecurity pros should increase in the months ahead
May 26, 2020 Mike Vizard
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