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日本の中小企業はAIに前向きだが、セキュリティや知識、スキルの乖離を懸念 ― バラクーダ、日本国内中小企業のAIとセキュリティに関する調査結果を発表

クラウド対応セキュリティソリューションのリーディングプロバイダーであるBarracuda Networks, Inc.(本社:米国カリフォルニア州キャンベル)の日本法人、バラクーダネットワークスジャパン株式会社(東京都品川区、執行役員社長:鈴木真、以下「バラクーダネットワークス」)は、本日、日本の中小企業におけるAIの認識や懸念点、活用について調査したレポート「日本の中小企業におけるサイバーレジリエンス〜不安を乗り越えてAI活用の未来へ」を発表しました。調査結果によると、日本の中小企業は人工知能(AI)の潜在的な恩恵には前向きでありながら、セキュリティや知識、スキルの乖離を懸念していることが明らかになりました。

ハイライト:

  • 調査に回答した日本国内の従業員数50~200人の企業の62%が、生成AIのビジネス利用は非公式であると回答し、69%がリスクを懸念している。
  • 55%が、攻撃者がメールベースの攻撃でAIをどのように利用するかわからないと回答。
  • 63%は、AIベースのサイバー攻撃に対処するために必要なスキルの一部またはすべてが不足していると回答。
  • 77%が、AIソリューションの実装と管理を支援するパートナーを必要としている。

本調査では、2023年後半に、日本における従業員数50人〜200人の組織で働くITプロフェッショナル500人(うち47%は経営幹部)からの回答を集計したところ、回答者はAIに対しておおむね肯定的であることがわかりました。とりわけ、AIが業務効率を高め、事業開発や市場調査に不可欠な顧客インサイト(76%)を、より正確かつ迅速に収集できるようになると期待しています。

一方で、AIの導入に関する懸念も明らかにされています。回答者の62%が、現在組織で利用されている生成AIは「非公式」であるとの懸念を表明しており、この分野における規則、可視性、管理体制の欠如を浮き彫りにしています。さらに、69%が、AI導入に伴うリスクを懸念しており、強固なセキュリティ対策とリスク管理戦略の必要性を示しています。

日本の中小企業はAIに前向きだが、セキュリティや知識、スキルの乖離を懸念 ―  バラクーダ、日本国内中小企業のAIとセキュリティに関する調査結果を発表 のページ写真 1

図1:組織内での生成AIの利用

回答者の55%は、攻撃者がメールベースの攻撃においてAIをどのように活用するか分からないと回答していながら、36%はAIがそのような脅威に対する防御を強化すると考えています。本レポートは、攻撃者がAIを利用して、より高速で、より巧妙で、より標的を絞った攻撃を仕掛けることができる一方で、AIツールは脅威の予防、検知、対応を強化するためにも利用できることを強調しています。

AIを利用したサイバー攻撃への対処に関しては、回答者の63%がこうした脅威を軽減するために必要なスキルの一部または全てが不足していると感じており、この分野でのスキルアップと教育の必要性が浮き彫りになりました。4分の3(77%)は、AIソリューションの実装と管理を支援する外部パートナーの必要性を表明しています。

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図2: AIベースの攻撃に対処するスキルの有無

これについて、バラクーダネットワークスジャパン株式会社 執行役員社長 鈴木真は、次のように述べています。「この報告書から、日本の中小企業がビジネスの生産性向上におけるAIの価値を認めていることは明らかです。しかし、AIが組織のサイバーセキュリティ体制にもたらす脅威への理解と対処に関しては、ギャップが残っています。このことが、プロセスの最適化、コスト削減、品質の向上、新たな洞察やアイデアの提供によって業績と競争力に革命をもたらすAIの可能性をフルに活用することから、企業を遠ざけている可能性があります。良いニュースは、リスクを軽減しながらも、AIの利点を最大限に活用できるということです。」

バラクーダは、サイバーレジリエンス強化のために、生成AIと機械学習でサイバー兵器を構築する攻撃者に対抗する、AI対応のセキュリティツールの導入を企業に推奨しています。これにより、企業は回復力を強化し、攻撃を検出防止し、対応および回復のための準備を整えることができます。このアプローチには、定期的なセキュリティ意識向上トレーニングや、パッチ適用やバックアップといったセキュリティの基本に対する健全なアプローチによるサポートも必要です。

調査方法:
Barracudaは、独立系市場調査会社のTech Research Asiaに依頼して、日本の従業員数50~200人の組織で働く500人のITプロフェッショナルを対象に調査を実施しました。企業規模や業種をバランスよく網羅し、回答者の半数弱(47%)は経営幹部の役割を担っています。調査は2023年11月に実施されました。

関連リンク:
レポート「日本の中小企業におけるサイバーレジリエンス〜不安を乗り越えてAI活用の未来へ」
のダウンロードはこちら
https://lp.barracuda.com/BEU-APAC-CON-202403-JP-SMB-Cyber-resilience_LP-Registration.html

バラクーダネットワークスについて

米国Barracuda Networks Inc.の日本法人。ITにまつわる課題について、メール保護、ネットワークとアプリのセキュリティ、データ保護の3つの分野において、効率的かつ低コストで業界最高レベルのソリューションを提供しています。バラクーダネットワークス製品は全世界20万社以上のお客様にご利用いただいており、オンプレミス、仮想、クラウド、そしてハイブリッドといった柔軟な導入形態により、あらゆるIT環境で最適化できるよう設計されています。

【本件に関するお問い合わせ】
〒141-0031東京都品川区西五反田8-3-16 西五反田8丁目ビル5階
バラクーダネットワークスジャパン株式会社
E-mail: japansales_team@barracuda.com
TEL:  050-1791-0524

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