ジェイズ・コミュニケーション株式会社様導入事例〜障害時の対応を想定し、クラウドで完結するMicrosoft 365のバックアップ 体制の構築を目的に、Cloud-to-Cloud Backupを導入〜
ジェイズ・コミュニケーションは、「安全で、快適なネットワークセキュリティソリューションをすべてのお客さまに。」という理念のもと、業界の黎明期より培ったコンサルティング力・技術力を駆使し、ネットワークセキュリティに係るディストリビューション事業、インテグレーション事業、サービス事業を展開しています。今回は、ジェイズ・コミュニケーション株式会社 経営企画室 情報システムグループ 伊藤聡様に、バラクーダのバックアップ製品「Barracuda Cloud-to-Cloud Backup」の導入とその効果についてお聞きしました。
Q. バラクーダ製品を、どのような経緯で導入されましたか？
以前から、Microsoft 365のバックアップの必要性は感じていました。クラウドとはいえMicrosoftの障害などで、例えばデータの破損などの可能性はあり得ますので、データをどこかに退避し、何かあった時に復元できるような仕組みを導入したいと考えていました。弊社内でちょうど約1年前に、バラクーダのバックアップ製品の取り扱いが始まったと聞きまして、技術検証担当者に依頼し、動作確認や検証作業を行いました。試用した感触としては、運用しやすそうという印象でした。
Q. 導入によって、どのような課題の解決を望んでいましたか？
以前からMicrosoft 365の導入はすでに行なっていたのですが、ちょうど新型コロナウイルス感染症の流行初期と本格的な導入時期が重なったため、あまり余裕もない中で一気に導入を急ぎました。導入は速やかに完了したのですが、色々と足りない部分が徐々に分かりましたので、そういった部分を補う意味で、バックアップも一つの重要な要素でした。
Q. バラクーダ製品を導入した理由について、教えてください。
もちろん、製品を扱っているからという理由も大きいです。一方で、他社製品もリサーチした中で、クラウドで完結しているバックアップ製品がなかなかないことがわかりました。例えば、クラウドと共にストレージも同時に契約しなければならないようなサービスも多く見られました。その場合、バックアップ先をオンプレミスにできるというメリットもありますが、維持費を考えるとコスト面ではCloud-to-Cloud Backupに比べるとかなり高くなってしまうことが試算できました。当社としては、かなりコストを厳しく管理していますので、ストレージも全てクラウドで完結し、費用もライセンス費用だけで済むというCloud-to-Cloud Backupを選定しました。また、ストレージ容量やバックアップを取れる期間の制限がない点も評価しています。
Q. 導入後は、どのように活用し、どのような点を評価されていますか？
ちょうど今月導入したばかりですが、アカウントを発行してMicrosoft 365と連携するだけで、難しい設定は全く必要ありませんでした。また、リストアについても、パッと見るだけで手順がわかりやすく、ややこしい操作がいらない点を評価しています。UIがシンプルで、どこを操作したらどのような機能が使用できるか、とてもわかりやすいです。また、情報システム部としては、物理のストレージの場合、日々のディスクのチェックが必要ですし、ディスクをバックアップするために他のテープに保存するなどの運用が必要になりますので、こういったストレージの管理が不要な点はありがたいです。
Q. バラクーダ製品は御社の事業にどのように貢献していますか？
バックアップ製品は保険だと考えているので、万が一障害が起きたときに対応できるという点で、安心感があります。リストアについても、ファイル単位やフォルダ単位で簡単な操作で復旧できるようなので、例えばランサムウェアの被害にあったと想定して、そのような場合でも手間をかけずに復元できることを期待しています。
Q. 今後バラクーダ製品に期待する事はありますか？
情報システム部としては、Cloud-to-Cloud Backupが初めてのバラクーダ製品の利用となりますが、今後退職者データの引き継ぎなどにも効果が発揮できるのではと考えています。Microsoft 365では、退職者のファイルやメールなどのデータは、アカウント削除の30日後に完全に削除されますが、今後はCloud-to-Cloud Backupのバックアップにより、必要な際に振り返ることができるので、その点でも期待しています。また、ジェイズ・コミュニケーションとしては、Microsoft 365に足りない部分を補うための包括的なセキュリティー強化ソリューションの一部として、Cloud-to-Cloud Backupの販売を強化していきます。
