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Microsoft 365のためのBarracuda Cloud-to-Cloud Backup の必要性

Microsoft 365のためのBarracuda Cloud-to-Cloud Backup の必要性 のページ写真 1

2023年1月17日、Charlie Smith

多くのマイクロソフトのパートナーや消費者は、Microsoft 365を使っていくうえでバックアップとリカバリのサービスが必要であることをまったく理解していないことが明らかになりました。私たちが行った調査でも、回答者の約70%が、Microsoft 365環境を保護するために必要なものはすべてMicrosoftが提供していると考えていることが浮き彫りになりました。この理解不足は、2つの問題に起因すると私は信じています。

  • メールアーカイブとデータ保護の区別がユーザーにはできていない。
  • マイクロソフトのSaaS(Software as a Service)サービスは、すべてのデータとアプリケーションを保護し、高い耐障害性を備えていると、ユーザーは考えている。

 

メールアーカイブ

メールアーカイブのソリューションは、メールデータの電子情報開示(e ディスカバリー)、規制遵守、法的保護を提供します。簡単に言えば、組織で送受信されたすべてのメールをキャプチャし、これらのメッセージを確実に検索して引き出せるようにするものです。また、優れたメールアーカイブのソリューションには、次のような特質があります。

  • アーカイブされたメールや添付ファイルは、変更したり操作したりすることはできない。
  • グループ化された賢い検索や、”タグ “と呼ばれる複雑な検索を使うことで、探しているアイテムを取得することができる。
  • 検索結果を訴訟ホールド(法的情報保留)にすることで、検索結果を消去せず、必要なときに簡単に取り出せる。この機能は、コンプライアンス監査、訴訟、または関連する理由のために最も頻繁に使用される。
  • エンドユーザーは、システム管理者が設定したポリシーに従って、必要に応じて自分のメッセージを検索し、取得することができる。

潜在的なコンプライアンスや法的インシデントから会社を守るために、優れた電子メールアーカイブソリューションを導入することをすべての企業に強く勧めます。アーカイブソリューションを導入しないリスクは、電子メールの証拠に依存するあらゆる法的問題に対して、企業を大きな危険にさらすことになるのです。

メールアーカイブはバックアップではない

メールアーカイブサービスを導入している場合でも、Microsoft 365のバックアップとリカバリのソリューションを維持する必要があります。アーカイブは特定のメッセージを保持し、取得することはできますが、メールボックスとそのすべての内容を完全に同一時点に復元することはできません。次のようなシナリオを想像してみてください。

  • 誰かがあなたのMicrosoft 365アカウントをハッキングし、メールボックスのすべてを削除し、ごみ箱を空にした…このような削除は、アカウント乗っ取り攻撃でしばしば見られます。攻撃の証拠を残さないようにするためです。
  • 仕事の重要なメールや様々な書類(添付ファイル)が入っているサブフォルダを誤って削除してしまった…メールボックスにはたくさんのサブフォルダーがあり、携帯電話ではこのような誤操作が起こりやすいので、すぐには気づかないかもしれません。
  • 元従業員のアカウントが削除されたあとで、彼のメールボックスを復元する必要があることに気づいた…このタスクにメールアーカイブサービスを使用すると、手間がかかるうえ、メールアーカイブサービス以外の複数のステップが必要になります。
  • サイバー攻撃、人為的ミス、または大惨事により、OneDrive for Business、SharePoint Online、またはMicrosoft Teamsのデータ損失が発生した…メールアーカイブでは、このコンテンツは保存されません。

アーカイブソリューションを使えば、アーカイブから特定のメールアイテムを検索して取り出せます。しかし、アーカイブから取り出すべきものがわかっていても、受信箱の構造や内容を再構築する時間が果たしてあるでしょうか。

昨夜や先週のメールボックスがどのような状態だったか、思い出せますか。カレンダー項目、連絡先、タスク、ジャーナル項目などを紛失した場合、復活させるまでにどれくらいの時間がかかるのでしょうか。また上述したように、メールアーカイブはMicrosoft 365にあるすべてを保護するものではありません。

ディザスターリカバリー誰が何をするのか

マイクロソフトは非常に回復力の高いインフラストラクチャを有していて、障害に見舞われることはめったにありません。それはとても良いことです。同社はユーザーの Microsoft 365 環境が常に利用可能であるようにする責任を負っているのです。このことから、Microsoft 365のディザスターリカバリーサービスをサードパーティで提供する必要はないはずだと思いがちです。 ディザスターリカバリまでマイクロソフトの責任であるように見えます。

残念ながら、実際にはそうではありません。  Microsoft は、ユーザーのデータをサポートする Microsoft 365 のインフラストラクチャにのみ責任を負います。  Microsoft 365 環境のデータには責任がないのです。マイクロソフトはその点をマネージドサービス契約書第6条 B 項で明記しています。「本サービスに保存するコンテンツおよびデータ、あるいはサードパーティアプリを使用して保存するコンテンツおよびデータは、定期的にバックアップすることをお勧めします」

ごみ箱はバックアップではない

Microsoft の Exchange Online、SharePoint Online、One Drive for Business にはごみ箱があり、アーカイブソリューションを使用しなくても、これらのアイテムはある程度ネイティブに保護されます。 しかし、ごみ箱はバックアップではありません。  PC のごみ箱やMacのゴミ箱と同様に、Microsoft 365のごみ箱は、削除したアイテムを格納するフォルダに過ぎません。この削除済みアイテムフォルダには、削除されたアイテムのみが保存され、復元する必要のある正常なメールやファイルは含まれないため、ポイントインタイム復元を行うことはできません。また、ごみ箱の最大延長保存期間は93日間で、この期間を過ぎるとアイテムがパージされ、復元できなくなる可能性があります。

GDPRについてはどうか

いい質問です。Microsoft は、ユーザーのデータを Microsoft 365 にホストし、環境を常時稼働させているとはいえ、言ってみればユーザーのデータの管理人に過ぎません。データはユーザーのものですから、データを保護する責任もユーザーにあります。Exchange メールサーバー、SharePoint サーバー、ファイルサーバーをデータセンターまたは Microsoftで稼働させている場合、ほぼ間違いなく優れたデータバックアップソリューションで保護していますよね? クラウド上のデータも、オンプレミス上のデータと同じだと考える必要があります。  マイクロソフトは電気をつけ続け、プラットフォームを動かし続けますが、データをバックアップしたり、メッセージをアーカイブしたりはしてくれません。データを失えば、GDPR(EU一般データ保護規則)に違反するのはあなた自身です。

オンプレミスのバックアップソリューションに追加料金を支払って、Microsoft 365 のデータをオンプレミスのバックアップサーバーにバックアップすることは可能か

はい、可能です。でも、それは本当に意味があるのでしょうか。Microsoft 365 のデータをクラウドからオンプレミスのバックアップサーバーに引き戻す、ということですよね? そもそも Microsoft 365 を契約した時点で、Microsoft のデータや Exchange をすべてクラウドに移行しています。また、これらのバックアップを保存するための追加ストレージの料金も必要です。さらに、データセンター内のExchangeバックアップとファイルサーバーバックアップを削除したため、Microsoft 365 のバックアップに必要なライセンスのことも考えなくてはなりません。Microsoft 365 をバックアップしてクラウドに置いておくほうが、はるかに費用対効果が高く、簡単だと言えます。

Barracuda Cloud-to-Cloud Backup

そこで、Barracuda Cloud-to-Cloud Backupの出番です。 メールボックス全体、または個々のメール、連絡先、およびその他のアイテムを非常に簡単に任意の日次リビジョン(リカバリポイント)にリストアすることができます。Barracuda Cloud-to-Cloud Backupは、増分バックアップを実行するたびに、バックアップされたコンテンツを監査および追跡し、メールをリストアしたい日付に正確に、簡単に戻すことができます。これが、ポイントインタイムリカバリーと呼ばれるものです。  Microsoft 365のバックアップソリューションとして、完全にクラウド上で動作するものです。

製品紹介ビデオはこちら

原文はこちら
The need for Barracuda Cloud-to-Cloud Backup for Microsoft 365
Jan. 17, 2023 Charlie Smith
https://blog.barracuda.com/2023/01/17/the-need-for-barracuda-cloud-to-cloud-backup-for-microsoft-365/

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