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導入事例

Cloud to Cloud Backup 導入事例

株式会社中外様導入事例 〜Microsoft 365への全社移行に伴い、オールクラウドでバックアップとアーカイブを完結するBCP対策を目的に、Barracuda Cloud-to-Cloud BackupとBarracuda Cloud Archiving Serviceを導入〜

株式会社中外は、1948年に創業し、自動車部品の製造販売及びITソリューション事業を行っています。愛知県名古屋市に本社を構え、そのほかに国内14拠点、国内グループ会社5社、海外グループ会社9社13拠点を有します。今回は、株式会社中外 総務本部システム管理室の角谷聡様に、バラクーダバックアップ製品「Barracuda Cloud-to-Cloud Backup」とアーカイブ製品「Barracuda Cloud Archiving Service」の導入とその効果について聞きました。

Chugai(左から) 株式会社中外 角谷 聡さん、渕元 彩花さん、高橋 正さん


Q. バラクーダ製品を、どのような経緯で導入されましたか?

2021年2月に、全社的に Microsoft 365への統一を行いました。もともと、オンプレミスで、ExchangeサーバーをBCP対策として二つのデータセンターに設置し、管理をしていました。しかし、保守運用に手間がかかるため、クラウド化を検討する中で、Exchange Onlineが利用できる、Microsoft 365への移行を行いました。

導入の過程で、当初はMicrosoft 365側でバックアップを取ることができるため、特にバックアップを重視していませんでした。しかし、色々なセミナーを受講するうち、やはりバックアップが必要との認識に至りました。そこで、複数のバックアップベンターの製品を比較検討し、本年2月にバラクーダ製品「Barracuda Cloud-to-Cloud Backup」と「Barracuda Cloud Archiving Service」を導入しました。

Q. 導入によって、どのような課題の解決を望んでいましたか?

バックアップを取れるという安心感ですね。過去に、ハード障害が起きた際にデータの復旧に3日ほどかかったことがありました。完全にバックアップを取得でき、さらに簡単にリストアできるという部分が課題でした。Microsoft 365で、メールだけではなく、Microsoft SharePoint、Teams、OneDriveも含めて様々なサービスを使用することを念頭に、BCP対策を行う必要がありました。

また、大手自動車メーカー様とお取引をさせていただいているので、セキュリティレベルの高さを求められており、当然、メールの送受信の履歴はアーカイブとして保存しておかなければいけません。そのような面から、証跡の取得が課題としてありました。

Q. バラクーダ製品を導入した理由について、教えてください。

まず、既にバラクーダ製品については、オンプレミスの「Barracuda Email Security Gateway」を使用していたため、検討の際の比較対象となりました。

選択のポイントとしては、簡単に導入できることと、オールクラウドで完結できることの二点が重要でした。他社製品では、ストレージを自社で別途用意する必要があったり、または、バックアップはオールクラウドでもメールアーカイブ機能がなかったりと、この要件には合致しませんでした。もちろん、Microsoft 365には、メールアーカイブ機能もありますが、弊社が導入した「ビジネススタンダード」のプランには、同機能が付属しませんでした。このため、バラクーダ製品は、バックアップとアーカイブの両機能が、オールクラウドで実現できることがポイントとなり、導入を決定しました。

Q. 導入後は、どのように活用し、どのような点を評価されていますか?

導入については、バックアップに関しては、新バージョンに切り替わってすぐのタイミングだったので、マニュアルも読まないで良いくらいに簡単にセットアップができました。アーカイブについては、最初の設定の部分は取っ付き辛い部分もあったのですが、サポートの方にご協力いただき、問題なく設定できました。

導入後、Exchange、OneDrive、SharePoint、Teamsと基本的に、バックアップが取れるアプリケーションは全て取得しています。バックアップに関しては、まず検索が非常に早く今バージョンは、操作性がとても良くなっていると感じています。まだ、実際にリストアの業務は発生していませんが、テストでは簡単に戻すことができました。

アーカイブについては、バラクーダのオンプレミス製品に操作性が似ているので、その点が慣れているということもあり、メールの検索など、同じような操作性で問題なく利用できています。

Q. バラクーダ製品は御社の事業にどのように貢献していますか?

今後の計画としては、Microsoft 365の活用において、メールだけではなく、Teams、SharePoint、OneDriveの利用度のアップを促進していきます。バラクーダ製品は、これらのバックアップを担っており、BCP対策として、弊社の事業に貢献しています。

2020年3月ぐらいから、Microsoft 365への移行を含めシステムとして、テレワーク環境の構築やペーパーレス化を検討していました。これを徐々に実現し、業務改善を推進していきたい考えです。

Q. 今後バラクーダ製品に期待する事はありますか?

弊社としては、Microsoft 365の利用度を高めて行く予定です。今後マイクロソフトからAPIが公開されたら、Teamsのチャットの部分のバックアップも、バラクーダ製品で取得できるようになると理想的です。

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