タナベ労務管理事務所~Barracuda Backup 導入事例
栃木県栃木市のタナベ労務管理事務所 所長 田邉勇輝 に、Barracuda Backupを導入した経緯とその効果について詳しく聞きました。(取材日:2017年9月)
組織名:タナベ労務管理事務所
設立:2004年
事業内容:労務管理サービス、行政書士サービス
本社所在地:栃木県栃木市平柳町1-11-11
従業員数:4名
タナベ労務管理事務所
2004年に設立された栃木県栃木市のタナベ労務管理事務所は、現在の4名のスタッフで、栃木県および近県のお客様向けに労務管理サービス、行政書士サービスを提供している。同社の新たな災害対策として、Barracuda Backupを導入した経緯とその効果について、タナベ労務管理事務所 所長 田邉勇輝氏に詳しく伺った。
バックアップ先のディスクが社内にあるのでは災害対策として意味がない
そう気づいてクラウドバックアップを導入しました
業務データを二重バックアップ
Q:タナベ労務管理事務所ではBarracuda Backupをどう活用していますか。
当事務所は、社会保険手続などのサービスを提供している性質上、多くのお客様情報、労務情報がデータとして保管されています。また各種手続きの際にお客様に提出いただいた書類は、原則すべてをスキャニングしてデータ保管しています。これらデータは10年以上、保管、蓄積されており、当事務所が、円滑に業務を遂行する上で欠かせない資料となっています。これら貴重なデータをバックアップするためのシステムは以前から導入していました。しかしバックアップの確実性をさらに高めるために、2016年8月にBarracuda Backupを導入しました。従来のシステムのデータのバックアップ先は事務所内の外付けハードディスクでした。一方、Barracuda Backupでは、まず事務所内のアプライアンス(機器)にデータをバックアップし、さらにそのデータはインターネット経由でクラウド上にバックアップされます。つまりバックアップ先は事務所内と事務所外(クラウド)の2箇所です。
導入前の課題
Q:タナベ労務管理事務所ではBarracuda Backupを どう活用していますか。
当事務所は、社会保険手続などのサービスを提供している性質上、多くのお客様情報、労務情報がデータとして保管されています。また各種手続きの際にお客様に提出いただいた書類は、原則すべてをスキャニングしてデータ保管しています。これらデータは10年以上、保管、蓄積されており、当事務所が、円滑に業務を遂行する上で欠かせない資料となっています。これら貴重なデータをバックアップするためのシステムは以前から導入していました。しかしバックアップの確実性をさらに高めるために、2016年8月にBarracuda Backupを導入しました。従来のシステムのデータのバックアップ先は事務所内の外付けハードディスクでした。一方、Barracuda Backupでは、まず事務所内のアプライアンス(機器)にデータをバックアップし、さらにそのデータはインターネット経由でクラウド上にバックアップされます。つまりバックアップ先は事務所内と事務所外(クラウド)の2箇所です。
Q:Barracuda Backup導入前の課題について教えてください。
「バックアップ先が事務所内のディスク1箇所だけ」という従来のバックアップ体制には、次の3点で課題感がありました。
災害対応
バックアップ先のハードディスクが同じ事務所内にあり、火災や水害などが起きたときには、バックアップデータもろとも破損する可能性が高いといえます。Barracuda Backupは事務所内のほか、事務所外のクラウド上にも二重にバックアップが取られるので、より安全です。
雷への対応
実は栃木県は雷が多いところです。当事務所がある地域でも、雷に伴い瞬間的に電源が途絶するのは珍しいことではありません。この前提を考えたとき、やはりバックアップを強化するべきという結論に至りました。
ランサムウェア対応
最近、「ランサムウェア」が社会問題になっています。しかしBarracuda Backupのような二重バックアップ仕様なら、万が一、ランサムウェアに襲われたときでも、クラウド側バックアップを使って、データを直ちに回復することが可能です。 3年ぐらい前から、これら課題が気になっていました。そこで、事務所のITシステムの構築・運用を一貫して依頼しているキヤノンシステムアンドサポート(以下キヤノンS&S)に、「何か良いバックアップはないか」と何度か相談しました。キヤノンS&Sからは様々な提案がありましたが、なかなか導入には至りませんでした。
合理的な価格
Q: なぜ導入に至らなかったのでしょうか。
キヤノンS&Sからの提案内容、システム仕様は私の要求を満たしていましたが、当時、二重バックアップのシステムは非常に高価で、当事務所の規模では導入は不可能でした。しかし、ある日、「クラウドを活用した二重バックアップ仕様で、しかもお手頃です」とキヤノンS&SからBarracuda Backupの提案がありました。価格は従来提案の半値以下、機能、仕様は十分で、災害対策としてのバックアップは1日も早く整備したかったので、ただちに導入を決定しました。
スピード導入
Q:導入の手間はいかがでしたか。
営業担当者と技術者の方が来社し、作業は合計3時間ほどで終わりました。所員がパソコンを使えなくなる時間は5分程度で、以前、複合機を導入したときよりも、短時間でスムーズに終わったような気がします。以後、Barracuda Backupは順調に動作しています。幸いバックアップ復旧が必要になるような非常時はまだありません。ただ、何が起きても大丈夫だという、大きな安心感があります。
先行ユーザーからのアドバイス
Q: いまクラウドバックアップを検討している中小企業に向けて、「先輩ユーザとしてアドバイス」などがあればお聞かせください。
Barracuda BackupはITシステムですが、私の中では火災保険や自動車保険などと同じ「保険」の項目にカウントされています。いま導入を検討している方も、そういう感覚で費用対効果を測ってみると良いかもしれません。キヤノンS&Sによれば「従来の遠隔バックアップは複雑で高コスト」「Barracuda Backupは中小企業向けとしては最高レベルの仕様」とのことです。私見ですが、どうせ保険に入るなら徹底した内容にした方が、結局安心感が大きくなると思います。
社会保険労務士、行政書士という仕事では、究極のところ、事務所が災害にあったとしても、お客様のデータを守ることが重要です。そしてデータさえ無事であれば、翌日から業務が再開できます。その意味でデータは最重要の業務資産です。私たちと同様に「データが重要な業務資産」という業態のみなさんは、クラウドを使った二重バックアップについて一度、検討してよいかもしれません。
タナベ労務管理事務所は今後とも高品質の労務管理サービス、行政書士サービスを通じて県内および近県の企業、団体の皆様に貢献していく所存です。バラクーダネットワークスとキヤノンS&Sには、当事務所のそうした取り組みを、データ保全に関する優れた製品、サービス、サポートを通じて後方支援いただくことを希望します。今後ともよろしくお願いします。
導入製品
Barracuda Backup
出荷台数世界No.1のバックアップ専用アプライアンス※。
重複排除機能により、バックアップ容量を20~50倍削減。クラウドストレージやBox To Box機能による遠隔地バックアップに対応。
※ IDC Worldwide PBBA Tracker, September 2017 出荷台数で世界第1位