説明書要らずで操作できる管理GUIで遠隔地バックアップを実現 アンジェス MG様でバックアップの検討を開始したきっかけは、ファイルサーバリプレースに伴うものだった。利用していたファイルサーバがすでに容量が逼迫している上、動作が不安定な状態だったため、リプレースは急務であった。それまではテープドライブによるバックアップを利用していたが、BCP対策の観点から合わせてデータの遠隔保管にも対応したいという要望があり、早速付き合いのある販売代理店に相談し、Barracuda Backupの検討を開始することになった。 会社名:アンジェスMG株式会社 設立:1999年12月 資本金:11,552百万円 事業内容:遺伝子医薬品の研究開発 Box To BoxでBCP対策を実現 大阪に本社機能を構え、東京にもデータセンターが存在する同社では、ファイルサーバとバックアップシステムの検討に際し、プライオリティが高かった項目がBCP対策であった。テープによるバックアップシステムを利用していたころは、データおよびバックアップのBCP対策が行われていないのが現状であった。そこで販売代理店から提案を受けたのが、Barracuda BackupのBox To Boxリプリケーション機能であった。東京ー大阪間をインターネットVPNで接続するネットワーク環境を利用したBox To Boxによるデータの遠隔保管は同社のシステムにもピッタリのソリューションであった。 深夜時間帯で終了する高速バックアップ Box To Boxレプリケーションで検討を開始したものの、懸念点として上 がったのが、バックアップが深夜時間帯に終わらず、それに伴いVPN回線 が逼迫し、業務通信に支障が及ぶことであった。しかし実際には初回のフ ルバックアップもテープドライブでのバックアップと比較して、大幅に短 い時間で完了していた。2回目以降のバックアップについては、Barracuda Backupの重複排除機能により、平均で1時間程度でバックアップが終了し ており、懸念していたバックアップによる回線の逼迫は一切生じていない。 「テープドライブでバックアップを取得していた時は、朝までバックアッ プが走っていることもありましたが、Barracuda Backupにリプレースし てからは、深夜時間帯ですべて終了しているので、バックアップによる業務への支障は一切ありません」とアンジェス MG株式会社管理部総務グループの原誠司氏は語る。 エージェントライセンス不要 同社は2012年11月にBarracuda Backupにリプレースしたが、2015年1月現在、ファイルサーバを含めた6台のWindowsサーバと1台のLinuxサーバのバックアップを取得している。サイジングの結果、モデル690を選定したが、Barracuda Backupの重複排除機能により、想定していたよりも空き容量があるという。「Barracuda Backupはエージェントライセンスを気にすることなくバックアップ対象サーバを追加できるのは魅力でした。すでに運用開始して3年近く経過しますが、思ったよりもバックアップの容量を消費することなく、ライセンスも不要なため、今後はバックアップ対象サーバも増やして行きたいです」と原氏は語る。 説明書要らずで操作できる管理GUI Barracuda Backupの構築は、以前より付き合いのある販売代理店に委託したものの、わかりやすい管理GUIはマ ニュアルやトレーニング不要で、あっさりと操作をマスターすることができた。「バラクーダ製品の管理GUIは、統 一性があるためわかりやすいです。弊社では以前よりBarracuda Spam Firewall PLUSを導入していたこともあり、 直感的に操作することができました」と原氏は語る。Barracuda Backupの運用を開始して約3年、ユーザの誤操作 によるファイルの紛失などで、データリストアする機会もあったが、特にマニュアルなど確認せず、簡単にリストア の操作を行うことができたという。また運用開始から目立ったトラブルもなく、安定して運用できているという。 導入製品 Barracuda Backup 出荷台数世界No.1のバックアップ専用アプライアンス※。 重複排除機能により、バックアップ容量を20~50倍削減。クラウドストレージやBox To Box機能による遠隔地バックアップに対応。 ※ IDC Worldwide PBBA Tracker, September 2017...
Barracuda Backup 導入事例